服は全部たたんで箱に入れる?
スーツはシワにならない?
衣装ケースはそのまま運べる?
衣類は軽いけど量が増えやすい荷物だよ。ハンガー服・たたむ服・当日使う服を分けるだけで失敗が減るよ。
単身引越しの荷造りで後回しになりやすいのが衣類です。服は割れ物ではないため、最後にまとめて詰めればよいと考えがちですが、実際には箱数が増えやすく、シワ、汚れ、着替え忘れが起きやすい荷物です。
特にスーツ、ワイシャツ、コート、ワンピース、制服、仕事着は、適当にたたむと新居でアイロンやクリーニングが必要になります。引越し当日に着る服や翌日に使う下着まで箱へ入れると、新居初日から困ります。
大手引越し会社の公式FAQでは、ハンガーに掛けている衣類をハンガーケースで運ぶ案内や、衣類以外の物や貴重品を引き出しから出す案内が出ています。宅配便で送る場合も、衣類は汚損防止のため袋に入れて梱包する注意が示されています。
結論、単身引越しの衣類は、ハンガー服・たたむ服・当日使う服・処分する服の4つに分けて梱包するのが安全です。すべて同じ箱に詰めるより、用途別に分けたほうが荷解きも早くなります。
衣類を含めた荷物量と料金をまとめて確認したい人はこちら!
- ハンガー服は専用ボックスを使えるか見積もり時に確認する
- たたむ服は軽く大きい箱へ入れ、重い荷物と混ぜない
- スーツ・制服・仕事着は新居で最初に使う分を別にする
- 衣装ケースやタンスの中身は業者ごとの条件を確認する
- 汚れた服、湿った服、防虫剤、貴重品は同じ箱に入れない
単身引越しの衣類梱包は種類ごとに分ける

単身引越しの衣類梱包は、服を全部まとめて考えないことが大切です。
同じ衣類でも、ハンガーに掛けたまま運びたい服、たたんでよい服、しばらく使わない季節外の服、引越し当日に着る服では、適した梱包方法が違います。
最初に種類ごとへ分けると、必要なダンボール数、ハンガーボックスの数、衣装ケースを使うかどうかを見積もり前に伝えやすくなります。
まず4つに分ける
| 分類 | 主な服 | 梱包の考え方 |
|---|---|---|
| ハンガー服 | スーツ、コート、ワンピース、制服、ジャケット | ハンガーボックスを使えるか確認する |
| たたむ服 | Tシャツ、部屋着、ニット、下着、タオル | 軽く大きい箱へ種類別に入れる |
| 当日使う服 | 引越し当日の服、翌日の下着、仕事着、寝間着 | 手荷物バッグへ分ける |
| 処分する服 | 着ていない服、サイズが合わない服、汚れが強い服 | 荷造り前に減らす |
服は軽いが箱数が増えやすい
衣類は本や食器より軽い一方で、かさばります。
単身引越しで荷物量を少なく見せようとして服を圧縮しすぎると、シワや型崩れが起きます。料金を下げたい場合は無理に詰め込むより、着ていない服を減らすほうが効果的です。
汚れた服ときれいな服を混ぜない
洗濯前の服、濡れたタオル、汗のついた作業着は、きれいな服と同じ箱に入れないでください。
移動中ににおいがこもったり、湿気で他の服へ移ったりします。洗濯して乾かしてから詰めるか、当日まで使う服として手荷物に分けましょう。
ハンガー服とスーツは専用ボックスを前提に準備する

ハンガー服は、たたまずに運べるならハンガーボックスを使うのが基本です。
アート引越センターは、ハンガーにかけた洋服をそのまま入れられるハンガーケースを案内しています。サカイ引越センターのFAQでも、ハンガーに掛けている衣類は当日持参するハンガーケースへ収納して運搬し、収まらない場合はダンボールなどへの梱包を案内しています。
ただし、ハンガーボックスの有無、数、料金、当日持参か事前受け取りかは業者やプランで変わります。見積もり時に「ハンガー服が何着あるか」を伝えてください。
スーツや制服は最後まで箱に入れない
スーツ、制服、仕事用ジャケットは、早めに箱へ入れると必要な日に取り出しにくくなります。
引越し前後に仕事、役所手続き、管理会社との立ち会いがある人は、すぐ着る服だけ別に吊るしておきましょう。新居で最初に着る服を手荷物へ入れるだけでも、荷解きの焦りが減ります。
ハンガーボックスに入らない服はたたむ
ハンガーボックスへすべて入れられるとは限りません。
厚手のコート、ロング丈の服、枚数が多い服は、収まりきらないことがあります。シワが気になりにくい服はたたむ箱へ回し、シワを避けたい服を優先してハンガーボックスへ入れてください。
クリーニング袋のまま詰めっぱなしにしない
クリーニング袋は運搬中の一時的な汚れ防止には使えますが、長期保管用ではありません。
新居でそのまま放置すると湿気がこもることがあります。荷解き後はクローゼットへ戻し、通気を確保しましょう。
仕事で使う服、シワを避けたい服、高価な服、丈が長い服からハンガーボックスへ回します。部屋着や普段着まで全部吊るす必要はありません。
たたむ服は軽く大きい箱へ入れる

たたむ服は、軽い荷物用の大きめダンボールへ入れると扱いやすいです。
アート引越センターの資材案内では、衣類など重くならないものに適したダンボールが紹介されています。衣類は本や食器ほど重くないため、大きめの箱へ入れても持ちやすい荷物になりやすいです。
ただし、服の箱へ本、洗剤、靴、工具、食品を混ぜると、汚れや破損の原因になります。衣類の箱は衣類だけでまとめましょう。
箱の中は種類別に分ける
- 上着、ズボン、下着、タオルを混ぜすぎない
- 季節外の服は奥、すぐ使う服は手前に置く
- 防虫剤や香りの強いものを直接服に触れさせない
- 濡れた服や洗濯前の服を入れない
- 箱の外に中身と部屋名を書いておく
圧縮袋は使いすぎない
圧縮袋はかさを減らせますが、すべての服に向いているわけではありません。
ダウン、ウール、型崩れしやすい服、シワを避けたい服は圧縮しすぎないでください。タオル、部屋着、季節外の薄手衣類など、シワが気になりにくいものに絞ると失敗しにくいです。
服の箱に靴を入れない
靴は衣類と分けて梱包します。
靴底の汚れやにおいが服に移ると、新居で洗濯から始めることになります。靴は靴箱、袋、新聞紙、緩衝材を使い、衣類とは別の箱で運びましょう。
衣装ケースやタンスの中身は業者条件を確認する

衣装ケースやタンスの中身をそのまま運べるかは、業者と家具の状態で変わります。
サカイ引越センターのFAQでは、タンスの引き出しに入っている衣類はそのまま運ぶ案内がある一方、衣類以外の物や貴重品は出して別途梱包し、自分で運ぶよう案内されています。ヤマト運輸のFAQでも、衣装ケースを送る場合は輸送に適した梱包や引き出し固定などの注意が示されています。
つまり、「衣類なら常に入れっぱなしでよい」とは考えないほうが安全です。ケースの強度、階段作業、車両への積み方、宅配便で送るか引越し業者へ任せるかで判断が変わります。
衣類以外は出す
衣装ケースへ服以外の物を入れている人は多いです。
現金、通帳、印鑑、アクセサリー、時計、パソコン小物、充電器、書類、防虫剤、洗剤、香水は、衣類と同じ引き出しへ入れたままにしないでください。貴重品は自分で運び、液体やにおいが強いものは別にします。
重い引き出しは中身を抜く
衣装ケースの中身が重い場合は、運搬中にケースが歪むことがあります。
厚手の服を詰め込みすぎた引き出し、上に荷物を載せると割れそうなケース、キャスター付きで不安定なケースは、中身を減らしてダンボールへ移しましょう。
宅配便で送る場合は規格と梱包を確認する
衣装ケースや衣類を宅配便で送る場合は、引越し業者とは別のルールになります。
ヤマト運輸は、衣装ケースについて宅急便のサービス規格内で、輸送に適した梱包が必要と案内しています。衣類・着物・バッグなども、一点ものや高額なものは預かれない場合があり、汚損防止のため袋に入れて梱包する注意があります。
引越し当日と新居初日の服は別にする

衣類梱包で一番困る失敗は、必要な服までダンボールへ入れることです。
引越し当日は汗をかいたり、退去立ち会いで外へ出たり、新居で荷解きをしたりします。作業後に着替える服、寝る服、翌日の服、下着、靴下、タオルは手荷物へ分けてください。
手荷物バッグに入れる服
- 引越し当日に着る動きやすい服
- 作業後に着替える服
- 翌日の下着と靴下
- 寝間着または部屋着
- 仕事や学校で必要な服
- タオル、ハンカチ、マスクなどの小物
新居ですぐ使う箱を作る
手荷物に入らない服は、「新居ですぐ開ける箱」として分けます。
箱の外に「すぐ使う服」と大きく書き、クローゼット付近へ置いてもらえるようにすると、荷解きが楽になります。季節外の服は後回しで問題ありません。
退去掃除用の服も残す
退去掃除や搬出作業で汚れてもよい服を残しておきます。
きれいな服をすべて箱へ入れたあと、掃除用の服だけ残っていないと、汗やホコリがついたまま移動することになります。最後に着替えられるよう、服とタオルを一組残しましょう。
当日使う服まで含めて引越し条件を整理したい人はこちら!
衣類を減らすと単身引越しの見積もりが楽になる
衣類は、単身引越しの荷物量を大きく左右します。
着ていない服をそのまま運ぶと、箱数、ハンガーボックス数、衣装ケース数が増えます。単身引越しでは、トラックサイズや作業量が料金に影響するため、服を減らすことは見積もり整理にもつながります。
迷う服は新居で着るかで判断する
処分するか迷う服は、「新居で本当に着るか」で判断します。
高かった服、いつか着る服、サイズが合わない服を全部残すと、荷物量だけが増えます。迷う服は一箱にまとめ、新居で開ける期限を決める方法もあります。
売る服と捨てる服を分ける
状態がよい服は売る、傷みや汚れがある服は処分する、と分けます。
ただし、引越し直前に売却や寄付を詰め込みすぎると、発送や持ち込みが間に合わず、結局すべて運ぶことになります。忙しい人は、明らかに不要な服だけ先に減らしましょう。
衣類の量は見積もり時に伝える
見積もり時は、衣装ケースの数、ハンガー服の量、ダンボールに入れる服の量を伝えます。
「服が多いです」だけでは、業者が資材や作業量を判断しにくいです。ハンガーボックスが必要か、衣装ケースをそのまま運べるか、箱が何個くらい増えるかを相談しましょう。
- ハンガーに掛かった服の量
- 衣装ケースの数とサイズ
- タンスやチェストの有無
- スーツ・制服などシワを避けたい服
- 宅配便で送る服があるか
まとめ:衣類は使う順番で分けると荷解きまで楽になる
単身引越しの衣類梱包は、割れ物より簡単に見えますが、雑に詰めると新居で困ります。
ハンガー服は専用ボックスを使えるか確認し、たたむ服は軽く大きい箱へ入れ、当日使う服は手荷物へ分けてください。衣装ケースやタンスの中身をそのまま運べるかは、業者条件とケースの強度で判断します。
- ハンガー服とたたむ服を分けた
- スーツ・制服・仕事着をすぐ使える場所に残した
- 濡れた服や汚れた服を混ぜていない
- 衣装ケースの中から貴重品と液体を出した
- 当日と翌日の服を手荷物へ入れた
- 見積もり時にハンガーボックスと衣装ケース数を伝えた
服を使う順番で分けるだけで、荷造りも荷解きもかなり楽になります。単身引越しでは、荷物を減らすことも大切ですが、必要な服を必要なタイミングで取り出せる状態にすることがもっと大切です。
衣類を含めた荷物量で引越し料金を比較したい人はこちら!














